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  • アレルギーのお話④ アレルギー検査が陽性=食べられない?

    2026.06.07

    結論からお伝えすると、

    アレルギー検査が陽性でも、
    必ずしも食べられないわけではありません。

    食物アレルギーの診断では、
    検査結果だけでなく実際に食べた時の様子がとても大切です。

    外来で、

    「血液検査で卵が陽性でした」
    「数値が高かったので、もう食べさせない方が良いですか?」

    と相談を受けることがあります。

    アレルギー検査の結果を見ると、不安になりますよね。

    しかし実際には、アレルギー検査の数値が高い=必ず症状が出る、というわけではありません。

    前回までにお話ししたように、アレルギーでは「感作(かんさ)」という状態が重要になります。

    感作とは、体がある物質を「敵かもしれない」と認識し、反応する準備をしている状態のことです。

    血液検査で測定しているIgE抗体は、「その食べ物に対して体が反応する準備をしているか」を見ています。

    つまり、

    検査が陽性=その食べ物に対して感作されている可能性がある

    ということは分かりますが、

    実際に食べた時に症状が出るかどうかまでは、検査だけでは分からない

    ということになります。

    実際の外来でも、

    検査の数値は高いけれど問題なく食べられているお子さんや、

    加熱すれば食べられるお子さん、

    少量であれば症状なく食べられるお子さんもいます。

    逆に、検査の数値はそれほど高くなくても、実際には症状が強く出ることもあります。

    そのため、食物アレルギーは、

    「検査結果だけ」

    で診断するのではなく、

    ・実際に食べた時にどのような症状が出たか
    ・どのくらいの量で症状が出たか
    ・現在どの程度食べられているか

    などを合わせて判断していきます。

    最近は、

    「完全除去が必要なのか」

    だけではなく、

    「どのくらいなら安全に摂取できるのか」

    を考えていくことも重要になってきています。

    一方で、必要以上の除去によって、食事の幅が狭くなったり、ご本人やご家族の負担が大きくなったりすることもあります。

    必要に応じて、医療機関で食物経口負荷試験(実際に食べて確認する検査)を行うこともあります。

    もちろん、自己判断で無理に食べ進めることは危険な場合もありますので、特にこれまでに強い症状が出たことがある場合には注意が必要です。

    アレルギー検査はとても大切な情報ですが、検査結果だけで食べられる・食べられないを決めることはできません。

    「陽性と言われたけれど、どう考えれば良い?」
    「どこまで食べて良いの?」

    そんな時は、お気軽にご相談ください。

    文責:すいかせんせい🍉

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