「先生、咳止めをください。」
診察室でよくいただくご相談です。
お子さんが咳をすると、早く楽にしてあげたいと思うのは当然のことです。
でも、小児科医が最初に考えるのは、
「どの薬を出そうか」
ではありません。
まず考えるのは、
「なぜ咳が出ているのだろう?」
ということです。
「先生、咳止めをください。」
診察室でよくいただくご相談です。
お子さんが咳をすると、早く楽にしてあげたいと思うのは当然のことです。
でも、小児科医が最初に考えるのは、
「どの薬を出そうか」
ではありません。
まず考えるのは、
「なぜ咳が出ているのだろう?」
ということです。
私たちが当たり前だと思っている医療は、誰かが「なぜ?」と問い、何度も確かめ、少しずつ積み重ねてきたものです。
このシリーズでは、医学を変えた発見を通して、「医学はどのように進歩してきたのか」を一緒にたどっていきます。
2024年、新しい千円札の肖像が北里柴三郎になりました。
「野口英世なら知っているけれど、北里柴三郎ってどんな人?」
そう思った方も多いのではないでしょうか。
北里柴三郎は、感染症研究の発展に大きく貢献した日本の細菌学者です。
しかし、北里が残した本当に大きな功績は、一つの病気を治したことでも、一つの薬を作ったことでもありません。
「病気の原因を科学的に確かめる」という医学の考え方を前へ進めたこと。
それこそが、今も高く評価されている理由です。
では、病気の原因を「確かめる」とは、どういうことなのでしょうか。
その答えを探るために、130年以上前の医学の世界をのぞいてみましょう。
こんにちは、すいかせんせいです🍉
「38.5℃を超えたら解熱剤を使いましょう。」
そんな話を聞いたことはありませんか?
診察室でも、
「40℃もあるんですが、解熱剤は使った方がいいですか?」
「38.5℃になったので使いました。」
というご相談をよくいただきます。
実は、解熱剤を使うかどうかは、体温計の数字だけでは決まりません。
今回は、解熱剤を使うタイミングについてお話しします。
こんにちは、すいかせんせいです🍉
発熱や咳、鼻水などで受診された際、
「先生、検査はしなくていいんですか?」
と聞かれることがあります。
熱があると、
「インフルエンザかな?」
「コロナかな?」
「何か検査をした方が安心かな?」
と思われるのは自然なことです。
今回は、小児科で検査を行うタイミングについてお話ししたいと思います。
こんにちは、すいかせんせいです🍉
「先生、鼻水が黄色くなりました。」
診察室で本当によく聞く言葉です。
黄色い鼻水を見ると、
「細菌感染なのかな?」
「抗菌薬が必要なのでは?」
と思われる保護者の方も少なくありません。
でも実は、鼻水の色だけでは抗菌薬が必要かどうかは判断できません。
今回は、その理由についてお話しします。
こんにちは、すいかせんせいです🍉
お子さんの湿疹で受診された際、
「ステロイドは少し心配で…」
「できれば使いたくないんです」
というご相談を受けることがあります。
インターネットやSNSには様々な情報があり、不安になるお気持ちはよくわかります。
今回は、湿疹治療でよく使われる「ステロイド外用薬」についてお話ししたいと思います。
外来で、
「食物アレルギーが心配なので検査をしてください」
と相談を受けることがあります。
特に、
「兄弟にアレルギーがある」
「まだ食べていない食材が心配」
「アレルギーがないか調べておきたい」
というお気持ちはよく分かります。
最近は少量の血液でたくさんの項目を調べられる検査もあり、以前より気軽にアレルギー検査を受けられるようになりました。
しかし実は、
症状がない段階で広く検査を行うことが、必ずしも良い結果につながるとは限りません。
結論からお伝えすると、
アレルギー検査が陽性でも、
必ずしも食べられないわけではありません。
食物アレルギーの診断では、
検査結果だけでなく実際に食べた時の様子がとても大切です。
外来で、
「血液検査で卵が陽性でした」
「数値が高かったので、もう食べさせない方が良いですか?」
と相談を受けることがあります。
アレルギー検査の結果を見ると、不安になりますよね。
前回は、皮膚のバリア機能の破綻によって「経皮感作(皮膚からアレルゲンが入り、体が反応を覚えてしまうこと)」が起こり、食物アレルギーや花粉症、気管支喘息などにつながっていく「アレルギーマーチ」についてお話ししました。
今回は、その中でもよく質問をいただく「食物アレルギーと食事開始時期」についてお話しします。
少し前までは、
「アレルギーが心配なら、卵などの食物は遅らせた方が良い」
という考え方が一般的でした。
前回は「アレルギーマーチ」に関してお話ししましたが、今回はその「アレルギーマーチ」が食物アレルギーにどのように関わっているかを説明します。
2003年に英国から、ピーナッツアレルギーに関する論文が報告されました。内容を簡単に説明すると、皮膚に湿疹がある方やピーナッツオイルを皮膚に使用していた方は、ピーナッツアレルギーを発症しやすい可能性がある、というものです。これは前回ご説明した「経皮感作(皮膚からアレルゲンが入り、体が反応を覚えてしまうこと)」にあたります。