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  • 感染症のお話① 黄色い鼻水=抗菌薬? 本当にそうでしょうか?

    2026.07.06

    こんにちは、すいかせんせいです🍉

    「先生、鼻水が黄色くなりました。」

    診察室で本当によく聞く言葉です。

    黄色い鼻水を見ると、

    「細菌感染なのかな?」

    「抗菌薬が必要なのでは?」

    と思われる保護者の方も少なくありません。

    でも実は、鼻水の色だけでは抗菌薬が必要かどうかは判断できません。

    今回は、その理由についてお話しします。

    黄色い鼻水はなぜできるのでしょう?

    風邪をひくと、ウイルスなどの病原体が体に入ってきます。

    すると、それらを退治するために白血球が病原体と戦います。

    その結果、戦い終えた白血球(死骸)などが鼻水に混ざることで、黄色や緑色に見えることがあります。

    つまり、

    黄色い鼻水だけでは、細菌感染とは言えません。

    小児科医は鼻水の色だけを見ているわけではありません

    診察では、鼻水の色だけで抗菌薬を出すかどうかを決めているわけではありません。

    例えば、

    ・症状はいつから続いているか

    ・熱はあるか

    ・元気に過ごせているか

    ・耳を痛がっていないか

    ・咳はどのくらい出ているか

    ・一度良くなってから再び悪くなっていないか

    など、お子さんの様子や経過を総合的にみて判断しています。

    鼻水の色も診断の参考にはなりますが、それだけで病気を判断することはありません。

    抗菌薬が必要な病気もあります

    一方で、細菌性副鼻腔炎や急性中耳炎、急性肺炎などでは、抗菌薬が必要になることがあります。

    必要なお子さんには、適切に抗菌薬を使用します。

    大切なのは、鼻水の色だけで判断するのではなく、お子さんの症状や経過を総合的にみて判断することです。

    抗菌薬は大切なお薬です

    抗菌薬は、細菌感染症を治療するための大切なお薬です。

    必要のない場面で使い続けると、副作用だけでなく、「抗菌薬が効きにくい細菌(薬剤耐性菌)」が増える原因にもなります。

    そのため現在では、

    「抗菌薬の適正使用」

    が世界中で大切にされています。

    必要なお子さんには、しっかり使う。

    必要のないお子さんには、使わない。

    それが、お子さん自身を守ることにも、将来の医療を守ることにもつながります。

    まとめ

    黄色い鼻水だけで、抗菌薬が必要かどうかは決まりません。

    診察では、お子さんの様子や症状の経過を総合的に判断しています。

    私たちが大切にしているのは、

    必要な検査を、必要なときに。

    必要なお薬を、必要なお子さんに。

    気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

    文責:すいかせんせい🍉

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